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五官すべてで体感できるヴァーチャル・リアリティ・システム『クライン2』が作中に登場。
このクライン、ってのが作品名にも用いられている「クラインの壺」というものから取られております。

kleinbottleいい具合の色だったのでwikipediaから図を拝借(←)。
ご覧のとおり奇怪なかたちをしておりまして、
こいつ、“外側”と“内側”の境界が存在しないのです。

「メビウスの輪」の3Dver.ってとこでしょうか。
外側と内側、分かれて然るべきものが分けられないまま混在している“ふしぎ立体”。

なんだかもう魅力的で印象的な含みのあるタイトル過ぎて、
作品名自体がネタばらし。
ヴァーチャル・リアリティ・システムとクラインの壺、ってきたら、
あぁ、現実と仮想空間が判別不能になるんだなーってね、誰しも想像してしまうはず。

その辺りがどう描かれているか、どう利用されているかというところがこの小説の最大の見せ場であり最大の仕掛け。

ヴァーチャル空間のゲーム描写と推理物、両方が進行していくので、単純に娯楽的読み物としても飽きません。
厭味がない(つまり…現実離れしてなくてでも野暮ったくなりすぎないっていう絶妙な辺りの)登場人物も好感度高い。

文庫400p。時間もお金も、読んで損はしないです。
安心して買ってください。


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